世界のラボ紹介: NYC Film Lab (アメリカ)
NYC Film Lab は、アメリカのニューヨーク、ブルックリンに拠点を構えるフィルムラボです。35 ミリ、120/220 といった中判、ラージフォーマットの現像を行なっています。特徴的なのは ECN-2 フィルムの現像に対応している点。多くのラボが ECN-2 フィルムの現像を外注する中 (特に米国ではコダック社に委託するラボが多い印象です)、NYC Film Lab では ECN-2 フィルムを自社で現像しています。
Noritsu のスキャナを使ったフィルムのスキャンにも対応しています。また、Film Objectiv というブランドとコラボレーションを行い、フィルム撮影機材のレンタルも行なっています。
現像料金は 35mm C-41 (カラー) で $8.75 から (現像のみ)。スキャン料金は品質に応じて 1 本あたり $7 から $18 となっています。かつてはマンハッタンの Greenwich Village やブルックリンの Williamsburg といったエリアにフィルムの持ち込みを受け付ける Film Box を設置していたようですが、コロナ禍を機に受付を停止しており、現在は再開が未定となっています。
フィルムのスキャンを依頼すると、完了時にメールでデータのダウンロードリンクが送られてきます。有効期限があるので、早めにダウンロードするのがおすすめ。
ラボがある Bushwick というエリアはブルックリンの中でもアートとカルチャーの発信地で、特にThe Bushwick Collective はストリートアートで有名なエリアです。ニューヨークの主要な観光地からは少し距離がありますが、興味のある方はぜひ立ち寄ってみてください。